免疫のしくみ 免疫臓器としての「肝臓」

肝臓の一般的な働き

重要な事を肝要とか肝腎と表現するように、肝臓は生きてゆく上で
必要不可欠の臓器です。
重さ1キロ以上で、内臓の中で最も大きい臓器です。
働きは確認されているだけで500以上にもなります。

①加工・物流部門
炭水化物、タンパク質、脂肪などを体内で使える形に加工し貯え
必要な時に送り出します。

②生産部門
酵素の他、腸での消化を助ける胆汁などを生産します。

③処理部門
アルコールや活性酸素、薬物また使用済みのホルモンなどを
分解処理し体を守ります。

④造血部門
出産後の造血は骨髄ですが、胎児の造血は肝臓でおこなわれます。
これらは一般的に知られている肝臓の主な働きでいずれも重要な
ものばかりですが、最近免疫にとっても重要な臓器であることが
わかってきました。

肝臓と免疫
従来肝臓は、免疫臓器としてあまり注目されていませんでした。
しかし近年免疫の主要な臓器であることが確認され注目されています。

肝臓は素早く異物を処理する。
異物を素早く処理することは病気を予防するためにも需要な事です。
特に血液中に侵入した異物は、早期に処理しないと全身を巡り、
種々の病気の原因となります。
肝臓には、クッパー細胞(肝臓のマクロファージ)が配備されていて
異物を処理してくれます。この仕事にに協力するのが補体と赤血球です。
補体(肝臓で作られるタンパク質)は異物に目印を付け、赤血球はその
目印の付いた異物を肝臓に運ぶ役割を持っています。
赤血球も免疫に関係した仕事もしているのです。
貧血の方は異物処理の能力が低下しています。貧血に伴う種々の疾患が
治り難いのはこのためです。
肝臓で処理する異物は外敵ばかりではありません。
体内でできる異物(老化細胞、ウィルス感染細胞、がん細胞・・・)も
処理しています。

肝臓で分化する白血球
免疫軍団の白血球は、骨髄で作られる幹細胞がいろいろな経路で
分化し、種々の働きを持つように成長します。
肝臓でも白血球の仲間が分化しています。
それはマクロファージ、NK細胞、T細胞です。
肝臓のマクロファージはクッパー細胞と呼ばれ、前にも書きましたように
肝臓に運ばれる異物を食べて処理します。
NK細胞は、異常自己細胞(老化細胞、ウィルス感染細胞、がん細胞・・・)
を処理するパトロール軍団で病気の予防に大切な仕事をしています。
肝臓分化のT細胞は、最近の研究では、自己細胞の異常の予防処理に
重要なかかわりを持っていることが判明しています。

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