病気と免疫 2 - 免疫とがん、アレルギー –

2.がんと免疫
悪性腫瘍(癌)も免疫と関係があります。癌は、生体の秩序を無視して
増殖する細胞による病気です。
正常な細胞は、それ自身の指令に従って個々のそれぞれの場所で
正常な大きさ・形になるまで増殖し私たちのからだの一部を形成
します。癌細胞は、この指令を無視して増殖を続け、更に転移し
死に至らせます。最近では、遺伝子レベルでの研究も盛んに
おこなわれています。
近い将来、これらの成果から癌を予防・治療する道が開けるかも
知れません。
さて、癌細胞は毎日私たちの体のなかで生成しているという
ショッキングな報告があります。
しかしすべての人が癌になるわけではありません。
これは免疫軍団が働いているからです。
発生した癌細胞をNK細胞・Tリンパ球・マクロファージなどが
すばやく処理してくれます。
癌に働くTリンパ球は、肝臓・腸管で分化・活性化したものが
主役であることが最近の研究でわかってきました。
 

3.体の中の反乱 「自己免疫疾患」

免疫とは、疫を免れるということでした。
しかしこの免疫のしくみが狂うと、逆に疫を招き込むこともあるのです。
免疫軍団の中で、特にTリンパ球が正常に働かなくなるなれば、自己と
非自己の区別が困難となり、自己を排除しようとして攻撃することが
あります。これが、自己免疫疾患です。
例えば、自分の組織である関節が、免疫軍団の攻撃を受けて、痛みを
伴う炎症が起きることがあります。
これが、「慢性関節リウマチ」です。また血球成分の原料を提供する
骨髄が免疫軍団によって攻撃される再生不良性貧血や、腎の糸球体が
攻撃される糸球体腎炎などの難病があります。

4.現代病の代表「アレルギー疾患」
特定の食品・花粉・化学物質などに過剰に反応し、下痢・湿疹・鼻水
などの症状が起こることがあります。また、慢性的にこれらの症状に
悩まされる人がいます。これらはいずれもアレルギー反応によって
引き起こされる症状です。
近年生活環境の大きな変化に伴いアレルギーに悩まされる人は増加する
傾向にあります。
アレルギーとは、「変わった反応」という意味で、免疫のしくみが
以上な反応を起こした結果種々の症状が表れたのです。

アレルギーは、学問的には免疫反応の起こり方によって種々の型に
分類されますが、いずれも免疫のしくみのひずみにより、ある特定の
異物に過剰に反応した結果の病気です。
アレルギーの一般的な治療法は、症状を抑える対症療法がほとんどです。
しかしこれでは、アレルギーの原因である免疫のひずみを是正することは
できません。アレルギーの理想的な治療法は、症状を抑えてくれる
対症療法と免疫のひずみを正し、体質改善につながる方法をうまく
併用していくことです。

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