山本漢方医学と一貫堂
一貫堂医学の必要性について ②

このような難治性疾患に予防という手段をとられたことは、大変貴重な ことである。一つの予防は十の治療に勝ると言われている。 漢方が未病を治すと言われるが実際に具体的に示されたものは少ないと思う。 一貫堂医学は、現代の難病に […]

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山本漢方医学と一貫堂
一貫堂医学の必要性について ①

一貫堂医学は、森道伯先生が創始した一貫堂流後世派である。 人の体質を三大証(瘀血証・臓毒証・解毒証)に分類し、 通導散・防風通聖散・柴胡清肝湯・荊芥連翹湯・竜胆瀉肝湯の 五処方を運用して体質改善を行った。 ①この体質分類 […]

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山本漢方医学と一貫堂
8.山本巖先生語録

「生きがい? 楽しみ? やっぱり治療やろうなぁ。   それも出来るだけ難病がええ。むずかしい病気、人がサジを投げた病人と  相対して治療の手がかりつかんだときが一番うれしい。   何が専門? そんなもんない。なんでも全て […]

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山本漢方医学と一貫堂
7.山本巖先生の目指された第三医学とは

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山本漢方医学と一貫堂
6.一貫堂医学に対する山本巌先生語録

①一貫堂三大証分類と五方による治療は、疾病をおこす体質を捉え、 体質改善を行う予防医学である。体質分類(弁証)と五方による 治療(論治)をするまったくなかった医学である。 ②これが最良という固定的な考え方でなく、その時代 […]

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5.山本巌先生の考え

●お血について ①駆お血剤を使うと良くなる病気をお血という。 ②難治性疾患はお血が絡む。 ③固定性で夜間に強くなる痛みは、お血である。 ④古人のつくった臨床的仮説と近代医学の眼が捉える血液の 停滞現象との間には大きな距離 […]

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4.山本漢方医学と一貫堂

●通導散・・・・・悪性腫瘍、打撲・外傷 ●防風通聖散・・・脳血管障害、代謝異常症、めまい ●竜胆瀉肝湯・・・泌尿器疾患、肝胆疾患 ●荊芥連翹湯・・・蓄膿症、ざ瘡 ●柴胡清肝湯・・・慢性化膿性中耳炎、慢性扁桃腺炎、小児疾患 […]

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3.物質代謝面から見た体質分類

■■物質代謝面からみた体質分類■■ ①胃腸の働き弱く消化吸収から同化作用が悪い体質の者 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 気虚の体質になり、四君子湯類や補中益気湯の類である。    また防風通聖散で異化作用を促進し、同化作用を喚起する […]

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2.中島紀一(随象:ずいしょう)先生の一貫堂医学について

中島漢方舎の一貫堂 ● 中島紀一先生 矢数格先生に一貫堂医学、明石藩御典医の柳川杏窓先生に古方の薫陶を受ける。 一貫堂処方を多く運用されたが、古方の弁証論治に基いた中島流一貫堂であった。 ●中島流漢方の大綱   「病は邪 […]

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1.一貫堂医学について

一貫堂医学は、森道伯先生(1867~1931)が創始した一貫堂流後世派である。 曲直瀬流後世派をそのまま継承するものでなく、異質の医学体系を有する流派である。 人の体質を三大証(お血証・臓毒証・解毒証)に分類し、通導散・ […]

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