漢方薬の驚異 第2回 病の変遷

漢方薬のお話をしてゆくにあたって、まず病の変遷のお話をします。
漢方が時代とともに変わり、なぜ今必要とされているのか判ってくると
思います。
昔は、感染症が命取りになることが多かったのです。
コレラ、麻疹(はしか)、痘瘡(天然痘)などは特に恐れられました。
又、脚気、梅毒、結核で亡くなった方も数多くいました。
脚気という病気は、今ではビタミンB1欠乏症であるとみんなが
知っていますが江戸時代では、恐れられた原因不明の病でした。
江戸わずらいといって箱根の山を越えて故郷に帰ると治ると
言われました。
風土病として恐れられ、下肢のむくみ、運動マヒ、神経障害などが
おこり最後は、脚気衝心といって急性心不全で亡くなる病気でした。

原因は、白米の食べすぎだったのです。田舎に帰って、麦飯を
食べたら治る栄養障害だったのです。
その当時、漢方の力は非力でした。
原因が何か、まったくわからなかったのです。
原因がわからないと病気は治りません。
治療の方針が、立てられないからです。
敵を知り、己を知らなければ、病の戦に勝てません。

この脚気治療の小説があります。
吉村 昭氏の「白い航跡」です。イギリス医学を学んだ高木兼寛と
ドイツ医学を学んだ森林太郎(森鴎外)の脚気治療で対決する
実話小説です。一度、お読み下さい。

病の病態の把握と薬能を徹底的に追求しないといけない事が
わかると思います。

21世紀、多くの病の原因は究明されその治療薬が開発され、
死の病が減りました。
しかし、生活習慣病、ガン、アレルギー、自己免疫疾患、
神経症など治りにくい病気も
増加しています。
また、新しい感染症であるエイズ、SARS、鳥インフルエンザなども
恐ろしい病となりました。
西洋医学の病気の診断学と原因を究明する研究は、とても大切です。
ところが細部にこだわり過ぎて専門医が増え、疾患の部分だけをを診すぎて、
からだ全体を観る医療が忘れられてしまっていると思います。
だから今、3000年前の医療、草根木皮の漢方 体全体を見る医療
が見直されているのです。

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