漢方薬の驚異 第27回 四物湯(しもつとう)~その3~

今回は四物湯の中の生薬 芍薬(しゃくやく)についてです。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。」

もう使わない言葉になりましたね。
昔は美人の形容に使われた、あの美しい花・芍薬です。
漢方の世界では芍薬の根を用いています。

外側の皮を除いて乾燥したもの 白芍薬
外側の皮をつけたままのもの  赤芍薬
外皮を除いて湯どおししたもの 真芍
と呼ばれています。

白芍薬は、止痛に。赤芍薬は、利尿・散血などに利用します。

現代薬理学的には、
1.筋肉のケイレンを止める。

2.止血作用。

3.向精神作用。

4.のぼせ、めまい。

「白芍」の増血や鎮痛の効能を利用して、当帰・地黄を配合すると
月経痛に対する効果が増強します。
「甘草」との配合により筋肉のケイレンにとても有効です。
主に平滑筋のケイレンを止めますが骨格筋のケイレンにも有効です。
漢方エキスでも、「芍薬甘草湯」として有名です。
最近、西洋医学中心の医師の方でも「こむら返り」にはファースト
チョイスで「芍薬甘草湯」を利用する先生が増えました。
応用例としては、腹痛・消化管、胆道、尿路などのケイレン疼痛にも
利用できます。その他、吐血・下血・性器出血に配合されます。
平肝の作用により、精神的な鬱憤、怒気にも利用できます。

当帰、川きゅう、を単独で服用すると脳の血管が拡張するために
のぼせによる顔の赤み、めまいが起こります。しかし、芍薬はこれに
拮抗する作用があります。

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