漢方薬の驚異 第35回 八味地黄丸と六味地黄丸

前回は、腎虚の話でした。
今回は腎虚を改善する漢方で八味地黄丸、六味地黄丸について詳しく
述べたいと思います。

まず有名な漢方薬、八味地黄丸についてです。

■八味地黄丸
熟地黄(じゅくじおう)、山しゅゆ、山薬、牡丹皮、沢瀉(たくしゃ)、
茯苓(ぶくりょう)、附子(ぶし)、桂枝

一般的には、この処方は陰虚の症状の強い虚熱タイプは不適と
いわれています。
六味地黄丸タイプが年をとって、冷えが出てきたときに適応します。
老化現象によってなってくる疾患で、特に歯・眼・腰・神経反射の
衰えやうっ血性の心不全などに応用されます。
配合されている生薬の薬効は、

地黄・・・・・・・・・・・・強心作用

桂枝・附子(ぶし)・・・・・・・・・血管拡張と強心作用

ぶくりょう・たくしゃ・附子(ぶし)・桂枝・・・利尿作用

また、この八味地黄丸は2味の生薬を加えて、
下に記した加減方が存在します。

知母、おうばく・・・知ばく地黄丸(脳・自律神経の興奮を鎮める)

くこし、菊花・・・・こ菊地黄丸(白内障・老眼などの視力減退)

五味子、麦門冬・・・麦味地黄丸(乾咳・喘息)

ごしつ、車前子・・・牛車腎気丸(浮腫、水腫)

次に、六味地黄丸です。

■六味地黄丸
熟地黄(じゅくじおう)、山しゅゆ、山薬、牡丹皮、沢瀉(たくしゃ)、
茯苓(ぶくりょう)

この処方の特徴は、牡丹皮、地黄で、この生薬は抗炎症、解熱作用が
あり、陰虚の熱に用いられます。
一種の自律神経、内分泌の失調に良いと考えられています。

痩せ型の人で基礎代謝量、カロリー消費量が高く、沢山食べても
太らないタイプの人が多いです。
新陳代謝が高いため、体温も高く、八味地黄丸の附子(ぶし)や桂枝
を抜いてあります。
主に、
口内炎、歯槽膿漏、結核、腎盂炎、膀胱炎、中心性網膜炎などに
応用されます。

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