漢方薬の驚異 第58回 大柴胡湯(だいさいことう)その1

秋も深まり、紅葉の美しい季節となりました。
朝晩は寒くなり、いよいよ冬の訪れです。

寒くなるにつれて、ノロウィルスが猛威をふるい高齢者の方や
乳幼児のお子様は特に注意が必要ですね。

今回も和解剤。
小柴胡湯と並んで代表的な漢方薬、大柴胡湯についてです。

この処方の組成生薬は、

柴胡(さいこ)、黄ごん(おうごん)、半夏(はんげ)、生姜、大棗(たいそう)、
大黄、枳実、芍薬

生薬の薬能からみた処方の働きは、以下のようになります。

柴胡+黄ごん・・・・炎症を抑える。

枳実+芍薬・・・・・痛みを抑える。

半夏+生姜・・・・・嘔吐、悪心を止める。

枳実・・・・・・・・・・・消化管の蠕動運動を早め、逆蠕動を抑える。
幽門を開き、蠕動を調整する。

芍薬・・・・・・・・・・・腸管の痙攣を取る。

大黄・・・・・・・・・・・便秘の改善、消炎。

この大柴胡湯は、小柴胡湯よりももっと炎症が強くなって発汗があり、
消化管が麻痺して便秘するときに使用する処方です。

承気湯を使用すると良いのですが、嘔吐があるときに承気湯を使用すると
余計に症状が悪化します。

その時に、大柴胡湯を使用すると具合が良くなります。
小柴胡湯(少陽病期)、小承気湯(陽明病期)の合方加減と考えられます。

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