漢方薬の驚異 第63回 柴朴湯(さいぼくとう) と柴れい湯(さいれいとう)

4月は寒暖の差と湿度も高めで、体調の悪い方が多かったです。

この天気変動は、花粉症や喘息の方々にとても辛い事だったと
思います。

5月は、良い天気が続くと良いですね。

今回も、引き続き和解剤についてお話します。

柴朴湯(さいぼくとう)と柴れい湯(さいれいとう) の構成生薬は、
小柴胡湯がベース処方です。

柴胡(さいこ)、黄ごん(おうごん)、半夏(はんげ)、
生姜、大棗(たいそう)、人参、、甘草(かんぞう)

柴朴湯・・・・小柴胡湯合半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

小柴胡湯に「厚朴、紫蘇、茯りょう」
の3種の生薬が加味されています。

疎肝解うつの効能が強められていて、止嘔や利水の作用もあり
下痢や浮腫を改善する効果もあります。

一方、五れい散を合方している柴れい湯は、

小柴胡湯に「白じゅつ、茯りょう、猪れい、沢しゃ、」

利水の効能が強まるため浮腫、水様性下痢などの水滞を
呈している場合に利用されます。
補気の作用も強まり、脾気虚にも適しています。

注意点はこの2処方剤は、小柴胡湯よりも乾燥傾向が強くなるため
注意が必要です。

痰、湿、水腫の水滞のないケースに長期投与は、控えるべきと
考えます。

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