漢方薬の驚異 第69回 四逆散(しぎゃくさん)の生薬 芍薬(しゃくやく)

10月も終わりになりました。
関西地方は今週、少し暑くなるようです。
寒暖の差の大きい日々が続いています。
体調に気を付けて、お過ごし下さい。

肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「四逆散」の構成
生薬の続きです。
今回はその4つの構成生薬のうち、芍薬(しゃくやく)について
解説します。

■芍薬(しゃくやく)
・・・シャクヤク Paeonia lactiflora Pallas

成分・・・モノテルペノイド配糖体(ペオニフロリンなど)
多糖類、精油 他

薬理・・・鎮痙作用、鎮痛作用、アジュバント関節炎抑制用
抗血液凝固作用、細網内皮系賦活作用、鎮静作用
抗アレルギー作用

薬能としては、

●1.緩急止痛

筋肉のけいれんを緩める。
平滑筋や横紋筋を問わない。

甘草と併用して、芍薬甘草湯の形として使用する事多い。
芍薬甘草湯は、骨格筋の収縮抑制作用を発現し、鎮痙作用を
現すと言われている。
また甘草の抗炎症作用はある程度抑えられて、芍薬の鎮痛作用
が強く現れてくる。

●2.収斂作用

外に出るものを出さないように止める作用あり。
止汗作用、止血作用、胃液の分泌抑制。

●3.その他

頭痛、耳鳴り、鼻出血、生理痛、性器出血などに
使用される。

尾台榕堂の「重校薬徴」には、次のように記されている。

「主に筋肉が硬くなってひきつれるものを治し、また
腹痛、頭痛、知覚麻痺、疼痛、腹部膨満、咳き込むもの
下痢、化膿性のできものなども治す」

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