子宮筋腫 -種類と漢方治療-

 

子宮筋腫とは?

成人女性の4~5人に1人の割合で発生すると言われています。

子宮の筋肉の壁の中にできる筋肉の「こぶ」のことです。

ごく小さな数mm位のものから10cm位のものまで大きさもさまざまです。

 

子宮筋腫の種類

子宮筋腫は子宮の平滑筋にできます。

筋腫のできる場所によって、以下の3つのタイプに分けられます。

1. 壁内筋腫(へきないきんしゅ)
筋層内筋腫         ・・・・・・・子宮筋層内にとどまるタイプ

 

2. しょう膜下筋腫        ・・・・・・・子宮表面近くに発生する
しょう膜を押し上げて子宮の外側に突出するタイプ
このうち根元に茎があって腹腔内に突出して発生するものを有茎しょう膜下筋腫(ゆうけいしょうまくかきんしゅ)という。

 

3. 粘膜下筋腫         ・・・・・・・・子宮内くう近くに発生する

このうち、根元に茎があって子宮腔内に垂れ下がるものを有茎粘膜下筋腫といいます。

 

子宮筋腫になる原因

他の腫瘍と同様に、発生原因は不明ですが発生や増殖には女性ホルモンエストロゲンが強く関与しています。

閉経後は、エストロゲンが減少するため筋腫は大きくならず、縮小することもあります。

子宮筋腫が大きくなると子宮内膜に影響が現れ、不正出血や不妊の原因となります。

また、子宮の外に向かって増殖すると直腸や膀胱を圧迫して便秘や頻尿になります。

 

子宮筋腫の漢方処方

漢方では、筋腫をお血と捉えます。そこで、血の流れをよくする漢方薬を使用します。

体質等に応じて、通導散(つうどうさん) や 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 、きゅう帰調血飲(きゅうきちょうけついん)などの処方を使い、お血を改善します。

また筋腫に発生してくる血管新生に関しては、サプリメント(サメ脂質)を使用して抑制します。

その結果、、筋腫の増殖を抑え、病態の改善や悪化を防ぎます。

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