漢方薬の驚異 第8回 西洋医学と東洋医学の違い – その2 –

 

今回は、感染症のお話です。

現在、A型インフルエンザウィルスではタミフルが使用されていますが、
うち3割に耐性ウィルスが発生しています。

また、アスピリンとの因果関係があるライ症候群も問題となっています。

ライ症候群:
1963年Reye、Morgan、Baralによって、発表された。
小児急性脳症で、原因については、ウイルス感染によって、脳や肝臓の
ミトコンドリアが障害を受けることによって起こると考えられている。
米国に於ける疫学調査では、インフルエンザウイルス、水痘ウイルス、
アスピリンとの関連性が示唆されている。初発症状は、風邪症候群や
水痘に続いての、嘔吐、意識障害などの自家中毒症状で発症します。
40%以上の死亡率の高い病気です。
治療は脳浮腫の治療が優先します。

実際に、小児科であったケース。40℃の熱がある子供の場合、裸にして
クーラーの待合室で診察を待ちます。

子供の顔は、顔面蒼白でガタガタ震え、寒がっているケースでも
体温40℃あると室温を下げて、体を冷やすというのが今の西洋医学の考え方です。また、消炎解熱鎮痛剤を使用するため熱は下がりますが、体は冷えます。

この場合西洋医学の何がおかしいか?

それは、患者さんの寒熱の考え方がまったくないということです。

熱が上がっていたら、必ず体温を下げる事だけを考えます。
しかし、体温は高くても体が寒く感じる時と、熱く感じる時があるのです。

これが、その患者さんの寒熱の病態です。
病態には、寒熱が必ず加わっています。

 

東洋医学では、熱は体の生体防御機構の表れと考えます。
ですから、葛根湯(かっこんとう)や桂枝湯(けいしとう)、麻黄湯(まおうとう)
などは、服用すると体の熱が上がりポカポカします。
お灸なども、一時的に体温を上昇させます。

漢方薬は、一気に体温を上昇させて、その後に汗が出てきます。
これは、とても面白い漢方の考えと思います。

この様に、感染症、風邪やインフルエンザに罹った時、西洋医学と東洋医学
ではまったく違う療法になります。

日本で昔、うどん屋さんに「うどん屋薬」というのがあったそうです。

かぜを引いたら、まずうどんを食べて体温を上げます。
その後すぐに、お薬を服用して汗をいっぱいかいたら、ふとんをかぶって寝ます。
翌日は、かぜの寒気、節々の関節痛がとれてスッキリします。
これを 風邪の一発療法と呼びます。

解熱剤の使用方法も、色々と工夫したら病気はスッキリ早く治るのですね。

体の生体防御機構は、血管を収縮させ熱を体の中にためて、ウイルス、
細菌をやっつけようとするのです。
熱があることは、喜ぶべきことなのです。

それをいきなり、解熱剤で下げてしまうと、ウイルスは生き残り再び増殖
します。
また、耐性ウイルスが発生しやすくなってきます。

 

西洋医学

1.熱を下げる(解熱剤)

2.抗生物質、抗ウイルス剤

以上対処療法的な薬を投与することが多い。

 

東洋医学

1.血液の流れを良くする

2.体温を一時的に上昇させる。

2.抗炎症性の漢方薬を使用する。

全体的な不調を整える事に主眼を置く。

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