知って得する漢方の豆知識~花粉症 ① -くしゃみ、鼻水、鼻づまりに-
花粉症の症状は、くしゃみや鼻水がひどいタイプ、 鼻詰まりがひどいタイプ、両方ともひどいタイプなどに分けられ、 症状の程度も個人によって色々です。
花粉症の代表的漢方薬は、小青龍湯(しょうせいりゅうとう)が よく知られています。
しかし、この漢方で花粉症のすべての症状には対応できません。 それぞれの症状によって、漢方薬の使い分けも大切です。
一般の病院で、 「小青龍湯をずっと出してもらって、服用していますが なかなか鼻の症状が改善されません。」 と言われる方もいます。
小青龍湯は、主に寒証といって体が冷えやすく、鼻水もサラサラ の方に良い漢方薬です。
次に、鼻が詰まってくる場合は、 葛根湯加辛夷川きゅう(かっこんとうかしんいせんきゅう)や 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)などの処方を使用します。
また、のどが赤く腫れたりする人は、 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)などを使用する場合もあります。
新薬は、眠気や口の渇きなどの副作用があります。 眠気などの副作用が強く出やすいため、特に乗り物の運転や 機械操作などには注意が必要です。
漢方薬の場合は全く眠くならないので、お仕事中の方や受験生 には大変喜ばれています。
20年ぐらい前と比べて小青龍湯では、効きにくい重症タイプの 花粉症が増えているように感じます。
その際は、個人ごとに体質、病態に対応した処方を使います。 つづく
- お問い合わせ
- 電話・FAXでのお問い合わせ
- 078-371-4193
- 受付時間 月〜水・金9:00〜18:00/土9:00〜15:00
- メールでのお問い合わせ
- お問い合わせフォーム
- ご来店予約
- 電話・FAXでのお問い合わせ
- 078-371-4193
- 受付時間 月〜水・金9:00〜18:00/土9:00〜15:00
- オンラインでのご予約
- ご予約フォーム