漢方薬の驚異 第15回 傷寒論(しょうかんろん)

漢方医学のバイブルとしても有名な傷寒論についてお話します。

傷寒とは現在の腸チフスのような急性伝染病の事であろうと
言われています。この急性伝染病が蔓延し、多くの人々が亡くなった
そうです。
その病に対応し、薬物の運用方法を記した書がこの傷寒論です。

「傷寒論」は、張仲景の著書といわれ古代中国の多くの経験から、
生薬の薬能を知り、病状に適合するよう生薬を組み合わせ、
漢方処方というものが出来上がってきたと考えられています。

傷寒論のはじめに次のような記述が書かれています。

「建安元年(196年)、この10年たたない間に親族200余名のうち
そのうち3分の2が死亡し、そのうち7割が傷寒であった。この
死亡の惨状を回顧して古訓を求め博く衆方を採用して、素問を
参考にして16巻を著した。」

親族200名中約100名が傷寒で死亡したのです。
誠に、恐ろしい急性伝性病であった事が推察されます。

傷寒論は指示の書といわれ、方証相対(ほうしょうそうたい)式に
症候群とそれに対応する方剤をあたえるように治療方法が記してあります。

傷寒という病の症状は、

1.全身に反応する。

2.急性に経過が進む。

3.経時的に判を押したように同じ病態をとる。

4.死ななければ3~40日で治った。

以上のような病気の経過をとったと言われています。

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