漢方薬の驚異 第65回 肝気鬱結(かんきうっけつ)と手足の冷え
11.06.30 ――第65号――
6月の末から真夏日が続き、クーラー、扇風機がないと
寝苦しい夜が続いています。
喉がやられて、夏風邪も流行しています。
冷房を上手く使って、風邪をひかないようにお過ごしください。
今回は、肝気鬱結(かんきうっけつ)によって起こる
手足の冷えについてお話します。
前回、肝気鬱結というのは精神的なストレスがかかって
自律神経の緊張が起きた状態。
心的な葛藤があり、イライラ・情緒不安定・自律神経失調症が
出てきて、不安感が増していると説明しました。
精神的ストレスがかかって、感情が高ぶった時に手が冷えます。
誰でもですが、ジェツトコースターやホラー映画、お化け屋敷に
入った時に掌に汗をビッショリかきます。
これはすべて精神性の発汗といって、神経が高ぶった時にしか
発汗しません。
もし、彼・彼女と手をつないだ時に手がべったりしていたら
ほぼ間違いなく、お相手は神経質で感情の高ぶりやすい
タイプです。
この発汗の後に気化熱で、手は冷えやすくなります。
足の裏も同様に、精神性の発汗です。
この様な方は、肝気鬱結(かんきうっけつ)によって
手足の冷えが起こりやすくなります。
漢方薬では四逆散という処方を使うと、この肝気鬱結
(かんきうっけつ)を改善できます。
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