漢方薬の驚異 第68回 四逆散(しぎゃくさん)の生薬 枳実(きじつ)

台風一過、朝晩は涼しくなり、秋らしくなって参りました。
急激な温度変化で体調を崩されている方、膝や腰の痛みが
増強している方なども多くなっています。
これから、一年で一番過ごしやすい季節。
元気に過ごしたいものですね。

肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「四逆散」の構成
生薬の続きです。
今回はその4つの構成生薬のうち、枳実(きじつ)について
解説します。

■枳実(きじつ)・・・基原植物はダイダイ、ナツミカン、科名は
ミカン科の植物。
未熟果実を使用して、主な成分はリモネン、
ヘスペリジンなどです。

枳実はダイダイ、ナツミカンなどの未熟果実をそのまま又は
半分に横切りして乾燥したものです。
こんな、みかんの皮が大変おもしろい働きをするのです。

現代薬理学では回腸弛緩・抗セロトニン作用、胃腸収縮運動
促進作用、胃粘膜保護作用、鎮静作用、抗炎症作用などが
知られています。

薬能としては、

●1.疎肝解鬱作用

鎮静作用と鎮痛作用を持ち、肝気鬱結(かんきうっけつ)に
良い漢方「四逆散」の主作用として働く。

●2.破気消積作用

平滑筋を緩め、運動を正常にする。
弛緩作用あるが、運動の悪いときは運度を良くする。
嘔吐・曖気を止める。

●3.湿熱積滞を除く作用

利湿と消炎作用がある。

●4.痰飲を除く作用
水邪の粘稠なもの。

お問い合わせ
電話・FAXでのお問い合わせ
 078-371-4193
受付時間 月〜水・金9:00〜18:00/土9:00〜15:00
メールでのお問い合わせ
お問い合わせフォーム
ご来店予約
電話・FAXでのお問い合わせ
 078-371-4193
受付時間 月〜水・金9:00〜18:00/土9:00〜15:00
オンラインでのご予約
ご予約フォーム