漢方薬の驚異 第79回 臓腑の中寒 その1
8月も終わりになりました。
昨日、群馬県・館林では気温が37.9℃になり全国的に
猛暑が続いています。
先日は、お店の前で熱中症で倒れられた若い女性が
いました。店内での救急処置と病院へ救急搬送されて、
元気になられました。
体調の悪い日は、日中出歩く事も控えめにする方が
良いですね。
水分補給と帽子の着用などの注意も必要です。
前回の続きで、今回は臓腑の中寒です。
臓腑の中寒とは食べ物、飲み物で胃袋が直接冷やされ
足が冷えて、冷えた血がお腹にもどり、内部冷却した
状態です。
代表処方は、人参湯です。
●構成生薬
人参・白朮・乾姜・甘草
症状としては、腹痛・下痢・嘔吐があり口渇なく尿量も
多い人です。
基本処方は、甘草乾姜湯に人参+白朮
人参は、補気ではなく心窩部の疼痛を取るために
入っています。
鴨溏(おうとう)といって、水鳥のフンのような
ベタベタした少量頻回の便が出るときにも使われます。
冷えが強くて、痛みや下痢が強いときは附子を加えて、
附子理中湯として運用されます。
- お問い合わせ
- 電話・FAXでのお問い合わせ
- 078-371-4193
- 受付時間 月〜水・金9:00〜18:00/土9:00〜15:00
- メールでのお問い合わせ
- お問い合わせフォーム
- ご来店予約
- 電話・FAXでのお問い合わせ
- 078-371-4193
- 受付時間 月〜水・金9:00〜18:00/土9:00〜15:00
- オンラインでのご予約
- ご予約フォーム