漢方薬の驚異 第43回 防已(ぼうい) -日本産と中国産の違い-

(オオツヅラフジ)-

水毒の方のお薬・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)の
お話をしました。

今回はその処方の主薬、防已(ぼうい)についての
お話です。

この生薬、防已は
中国産では 粉防已(シマハスノカズラ)
広防已(アリストロキア)

日本産では 木防已(アオツヅラフジ)
漢防已(オオツヅラフジ)

同じ防已といっても、植物の種類が違います。
この生薬の種類を使い分ける必用があります。

日本産の 漢防已(オオツヅラフジ)
日本薬局方に記載されている生薬で、
関節痛、神経痛、消炎に利用されています。

この局方品を使用していれば、問題は生じませんが
生薬の呼称は国により異なる場合があり、取り扱いには
大変注意を要します。

広防已(アリストロキア)はウマノスズクサ科に属し
おり、アリストロキア酸がアリストロキア腎症という
腎機能障害を起こす事が分かっています。

特に、1990年代に話題になった生薬・木通(もくつう)
という生薬の中国産で関木通(かんもくつう)。

この関木通ウマノスズクサ科に含有するアリストロキア酸が
アリストロキア腎症を起こしました。
ネット経由で購入する欧米のダイット商品などに中薬として
入っていて、問題になりました。

ウノスズクサ科の生薬は、要注意ですね。

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